本日の一品

ポケットにすっぽり、左右ボタンとホイールのみの超小型マウス「Finger Barrel Mouse i2」

山口真弘

2025年6月4日 00:00

　「Finger Barrel Mouse i2」は、ボディ部分を大胆に切り詰め、左右ボタンとホイールのみを残したマウスだ。一般的なマウスの全長のおよそ3分の1しかないコンパクトさで、持ち歩きやすいことが特徴だ。

ボディ部分を省き、左右ボタンとホイールだけを残した形状

背面。充電用のUSB Type-Cポートがある

横から見たところ。奥行きは一般的なマウスの数分の一しかない

　一般的に、外出先に持ち歩くことを前提に設計されたマウスは、ボディをまるごと小さくしたり、あるいは平たくすることで、握り心地を犠牲にしていることが多い。通常のマウスと操作性が異なるため使い勝手はいまいちで、せっかく外出先にまで持ってきたのに使わずじまいということもしばしば発生する。

　マウスのボタン周りだけを残し、ボディ部分を省略した本製品は、幅は一般的なマウスと変わらず、またマウス本体を親指と薬指でホールドし、人差し指と中指でクリックするという操作性も同様だ。

操作している様子。一般的なマウスと使い勝手は変わらないので驚く

　マウスの上に手のひらをつけて操作する人にとっては、手のひらを載せるべきボディがないことに若干戸惑うかもしれないが、かぶせ持ちをしている人にとっては、ボディの部分が存在していなくとも、意外と気にならないのが面白い。

　左右ボタンおよびホイールの感触は一般的なマウスと同等。また本体の右側面には、指を乗せるための突起があり、これによってボディの向きを判別できる。外観からは前後がわかりにくい製品だが、この突起が存在していること、またホイールやボタンは反対向きからは極めて押しにくいこともあって、ボディの前後を勘違いすることはまずない。