スタパ齋藤のApple野郎

財布機能付きのスマートフォンポーチを使ってみたら非常に便利だった話

 ケータイWatch連載記事「スタパトロニクスMobile」で「財布の機能を搭載したバッグ」について書いた。小物が入るバッグで、内部に財布として使えるポケットがあるというもの。バッグに財布を入れないで済むというコンセプトで、お財布ポシェットとかウォレットショルダーバッグとも呼ばれていたりする。

前面に財布機能ポケットがあるショルダーバッグ。
財布機能部はガバッと開く。カードポケット×6、ファスナーポケット×1、各サイズのポケット×4があり、カードや紙幣や硬貨を収められるほか、レシートやチケットなども入る。この部分にはiPhoneなども入る。
背面には横幅23cm・深さ約12cmの透明ポケットがある。このポケットにiPhoneを入れてFace IDロック解除やタッチ操作が可能。

 このバッグ、主室にはiPad miniが入ったりして、モバイルバッグとしても便利。なのだが、ちょっと散歩に出掛けるくらいだと、大きめではある。

 なので、ちょっと散歩に出るくらいのときは、より薄め小さめのショルダーバッグを使っている。iPhoneと現金くらいを入れてそれを身につけられればいいや、みたいなとき。

 ポケットにiPhoneと現金を入れてもいいのだが、伸縮製のある薄いパンツを履くことが多く、iPhone 16 Pro Maxをポケットに入れると、その部分が下に引っ張られて……ということで↓のショルダーバッグを使う。

散歩やサイクリングによく使っているサンワサプライ「200-BAG202」シリーズ。※画像はメーカー公式ページより抜粋。
iPad miniが収まるサイズだが薄目でコンパクト。
入れようと思えばiPad miniとiPhone 16 Pro Maxと長財布が収まったりもする。

 上記の薄目のバッグ、気軽に携帯できてまずまず満足している。だが、最近はiPhoneと少々の現金だけで済むことが多く、上記バッグでも「ちょっと大きいかな~」という感じ。「もっと身軽に出掛けられないかな~」と考えている。

財布機能付きのスマートフォンポーチを買う

 そう思っているときに見つけたのが、非常にシンプルなスマートフォンポーチ。サンワサプライの「200-BAG200BK」という製品で、直販価格3280円。スマートフォンが入り、2つのカードポケットがあり、大きめのファスナーポケットを備えている。ファスナーポケットに現金入るの便利そう~。ということで購入。

サンワサプライ「200-BAG200BK」は牛革製のスマートフォンポーチ。長さ調節可能なスリングで斜め掛けなどして身につけられる。大きさは横11.2×縦20×厚さ1.8cmで、重さは90g。
スマートフォンポケットはフタがないスリップインタイプ。
ケースを装着したiPhone 16 Pro Maxがやや余裕で収まった。ただし、iPhone 16 Pro Maxの端が少し出てしまう。
その裏側にはカードポケット×2とファスナーポケット×1がある。
それぞれのカードポケットには、カードを4枚程度まで重ねて入れられる。ファスナーポケットには紙幣や硬貨を入れられる。

 なかなか便利そう! ということでさっそく使い始めた。

ポーチを玄関に置いておき、それにスマートフォンを入れて外出

 使ってみたら非常に便利であった。スマートフォンだけ持ち出せば、まあだいたい困ることはないのだが、このポーチには玄関の鍵や現金も入る。必要なものをひとまとめにでき、それを身につけて気軽に外出できて非常にスッキリ♪ こんなポーチひとつで日常のモヤモヤがスカッと消えるっつーのも痛快!

 ともあれ、俺的使い方を少々ご紹介。このポーチに玄関の鍵と現金とカードを入れっぱなしにしておき、それを玄関に置いておくのだ。スマートフォンを持って玄関に行き、ポーチにスマートフォンを入れて外出。それだけ。

ポーチには玄関の鍵、少々の現金、電子マネーカードを入れ、それを玄関に置いている。出掛けるときはこのポーチにスマートフォンを入れ、斜め掛けして外出。「老眼鏡もさしておこうかな~~」と思ったが、「iPhoneの拡大鏡アプリ使えばいいか~」と。

 ポーチに入れた電子マネーカードや現金はほとんど使うことがないが、まあ念のためであり少々の安心感を得るためでもある。お守り……みたいな?

 余談だが、最近はサイクリングや散歩のルート上にサントリー「ジハンピ」対応のドリンク自販機が増えていて、iPhoneで飲料を買える。コカ・コーラの「Coke ON」対応自販機もた~くさんあってiPhoneで買えるし。

 また、交通機関やコンビニの決済もiPhoneで済んでしまう。なので、ホントはポーチに玄関の鍵とiPhoneだけ入れればいいんスけどね。

絶賛増加中のジハンピ。スマートフォンアプリで飲料を買える自販機だが、Coke ONより操作ステップが少なく短時間で決済できて便利。写真は東京都・青梅駅だが、首都圏では駅や公園など人が集まる場所で続々とジハンピ対応自販機が増えているという印象。

 さておき、このポーチ、非常に快適に使えている。上記の小物を身につける程度なら、斜め掛けして身につけていても違和感がない。

 また、スリングが細すぎず、しなやかで、フィット感も良好。俺の身長は約180cmで体格は太めだが、スリングをいっぱいに伸ばすとポーチが腰のポケットあたりにくる。スリングを短くすれば胸元あたりにポーチを軽く固定するような感じでも使える。

 好みの位置でiPhoneを身につけられるので、散歩でもサイクリングでも快適に使えるポーチだと感じる。

細すぎず柔らかめのスリングは体へのフィット感が良好。スリングの長さ調節もしやすい。スリングはいっぱいに伸ばした状態で約72cm(全長約145cm)。ポーチ素材は牛革で安っぽい感じではない。

 ひとつ気になっているのが、素材が牛革という点。今の時期なら問題ないが、汗だくの季節になると……ポーチの素材に悪影響が出る? 色落ちして服に色が付く? 牛革製で安っぽい見栄えでないのはいいのだが、フェイクレザーとかナイロンとかのほうが汗の季節には実用的かもしれない。

 スマートフォンがいろいろなモノを吸収しまくり中であり、ほとんどの決済をスマートフォンで済ませられるようになっている現在。以前は「スマートフォンポーチなんて……」とか必要生を感じていなかったのだが、こういうポーチ使うといろいろ身軽&気軽になって便利っスね~。

 けっこうオススメの使い勝手なので、スマートフォンだけで出掛けたい方はチェックしてみていただきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。