スタパ齋藤のApple野郎
アンカーの充電器2つを徹底比較! 使ってみて分かった”違い”って?
2025年6月11日 00:00
以前に紹介した、Ankerのマルチタップ兼USB充電器「Anker Prime Charging Station(6-in-1、140W)」。たま~の出張時に携行して使っていたが、非常に役立った。
だが、同シリーズでもっと小型軽量の製品があると知った。「Anker Nano Charging Station (6-in-1、67W)」という製品で、直販価格は6990円。
タイミングよく(!?)たま~の出張が発生したので、その「もっと小型軽量の製品」を購入。さっそく使用してみたら「より実用的だった」ので、今回はソレをレビューしてゆきたいッ!!!
小ささと軽さが良さそうなので同シリーズ製品を新規購入したわけだが、小さいほうの大きさなどは約100×93×19mm・304g(付属バンドを含んだ実測値)。大きいほうは約162×79×18mm×429g(ACコードを含んだ時速値)。
大きいほうが1mm薄いが、小さいほうは約125g軽い。また、小さいほうが約14mm幅広。どちらも常時携帯できるレベルのサイズと重さだが、比べてしまうと「小さいほうが携帯向きだなぁ」と思ってしまう。まあ当然だが。
小さいのと大きいの、どう違う?
小さいのと大きいの、サイズと重さが違うわけだが、ほかにもけっこう違いがある。
たとえばディスプレイの有無。大きいほうには、ちょっと楽しい&便利な「動作状態を示すカラーディスプレイ」が内蔵されており、デバイスをUSB充電しているときに、どのポートからどういう出力が行われているかを可視化してくれる。
両方とも、ACプラグを挿すとコンセント部がせり上がる仕組みは同じ。薄さを実現したユニークな機構だ。
また、充電用のUSBポート類の数も同じ。なのだが、位置が少し違い、出力がけっこう異なる。大きいほうがハイパワーのUSB充電器となっている。以下、ポートの位置と出力表を、大きいほう、小さいほうの順に掲載してみたい。出力表はメーカーサイトより抜粋・編集してある。
両方を使い比べてみて、どんな感じ?
似たようなマルチタップ兼USB充電器を所有しているわけだが、使い比べてみると、けっこう棲み分けできるかも、と。両方とも薄型で安定感も十分あるマルチタップとして便利だし、デバイス充電用USBポート×4つを装備しているし、自宅使いにもモバイルにも役立つ。
ただ、両方持っていると、やはり小さいほうを出張などに携行することがほとんど。大きいほうは自宅の定点に置いて使うというパターンになる。
小さいほうを外出先に持っていって使った場合、ディスプレイがないのでデバイスへの充電状態(何Wで充電されているかなど)がわからないのが、やはり残念。W数が表示されるだけでもいいから、ディスプレイが内蔵されていたらなあ、と思う。
それから、小さいほうの重さは304g(付属バンド込み)。十分に常時携帯可能な重さだ。大きいほうに比べて小さいほうは約125g軽いのはイイ。軽さは正義だ。また、どちらの機種も十分薄くてバッグなどへの収まりが良好なのも快適だ。
細か~い部分だが、小さいほうに付属していたケーブルバンドが便利。シリコン製と思われるが、ACケーブルをしっかりまとめられて使いやすい。
ただこのバンド、Amazonのユーザーレビューの写真を見ると、ロットによっては違うバンドが付属しているようだ。ベルクロ的なバンドが付属することがあるのかもしれない。
個人的にはベルクロ的なバンドよりも写真のようなシリコンバンドが好きかも。ファブリックに引っかからないから。ベルクロ的なバンドだと、服などに引っかかって一瞬イライラが増加……みたいな?
てな感じで2つの「薄型・マルチタップ兼USB充電器」を比べつつレビューしてきた。製品購入時のご判断材料のひとつとして役立てば幸いである。