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AirPodsでスタジオ品質のボーカルを録音できるように

 アップル(Apple)は10日、同社の開発者向けイベント「WWDC 26」の基調講演を開催、同社のフルワイヤレスイヤホン「AirPods」でスタジオ品質の音声録音機能とカメラリモート機能が利用できるようになると発表した。対象機種では、今秋リリースされるiOS 26やiPadOS 26、macOS Tahoe 26へのアップデートと共に利用できるようになる。

 対象機種は、「AirPods 4」(ANC搭載モデルを含む)と「AirPods Pro 2」。

 スタジオ品質の録音機能では、外出先など環境音がある場所でも、優れた音質で録音できる。周波数バランスと声色が向上し、声の質感を忠実に再現できる。

 さらに、Apple Intelligenceの「声を分離」機能を使えば、雑音が多い環境でも、ユーザーの声だけを分離して録音できる。この機能は、iPhoneでの通話やFaceTimeなど対応のビデオ会議アプリでも利用できる。

 カメラリモート機能は、iPhoneやiPadで録画、録音する際、AirPodsの軸部分を長押しすると写真の撮影やビデオ録画の開始/終了の操作ができる機能。デバイスから離れた場所でも操作できるため、ダンス動画の撮影などでは、サウンドトラックを聞きながらビデオ撮影できるようになる。